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VOL359 金糸瓜について

2023年7月20日

金糸瓜(きんしうり)とは、ウリ科カボチャ属ペポ種に属する、一年生、かぼちゃの中でもズッキーニなどと同じ部類のペポかぼちゃの一変種になります。その解れた糸状の果肉の様子から、素麺南瓜(そうめんかぼちゃ)や素麺瓜(そうめんうり)などと呼ばれています。金糸瓜の原産はアメリカ大陸になり、日本では中国地方から東北まで各地で作られ、但し量が少なく、スーパーなどより地元の産地直売所などで売られています。ちなみに石川県では、19世紀終わり頃に中国から伝わったとされ、能登の伝統野菜として扱われています。
 
 金糸瓜は夏に収穫され、春に種をまき、7月から8月にかけて収穫され出回ります。また、保存性が非常に高いため、12月頃まで美味しく食べられると言われています。

金糸瓜の効能

1、 金糸瓜に含まれているカリウムは、体内の血液に含まれているナトリウム(塩分)を体外に排泄し、高血圧の改善やむくみ改善効果が期待できます。

2、 金糸瓜に含まれている食物繊維は、便秘解消効果が期待できます。

3、 金糸瓜に含まれているビタミンCは、コラーゲンの生成に役に立ち、シミや雀斑(そばかす)を防ぎ、ハリのある肌を保ってくれる美肌効果が期待できます。また、ストレスを感じる脳やストレスから我々を守ってくれる副腎は多くのビタミンCが必要とします。

4、 金糸瓜に含まれている葉酸は、水溶性ビタミンB群の一種で、赤血球を作り、細胞の再生を促すなどの働きがあります。

金糸瓜の選び方
●全体にむらがなく、傷の少ない物を選びましょう
●全体が黄色ほど熟している状態の物を選びましょう
●手に持ってみてしっかりと重みを感じる物を選びましょう
●食べ頃になると、軸の付け根がキュッと星状にしまった感じになる

金糸瓜の保存方法 
●金糸瓜の保存性が高く、カボチャと同じく
●丸のまま風通しの良い冷暗所に保存しましょう
●カットしたものはラップで包み、冷蔵庫の野菜室に保存しましょう

金糸瓜の調理ポイント
●シャキシャキした食感を活かした料理にましよう
●金糸瓜自体は味や香りがとても弱い食材になり、クセがないとも言える

金糸瓜の茹で方ポイント
●塩入れないこと
●沸騰しているお湯に入れて茹でる
●シャキシャキ感を活かすため、茹ですぎないように
●茹で上がったらすぐに冷やしてほぐす