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VOL381 秋バテ予防
2023年8月29日
「秋バテ」とは、夏に溜まった疲労や、夏バテによる食欲不振からの栄養不足を引きずってしまうことで、疲れがとれない、やる気が出ない、体がだるいなどの症状が出てくることを称します。
「秋バテ」なぜ起こるのでしょうか?大きな原因が二つあります。一つ目秋の気温変化が激しいこと、二つ目夏の疲れが残っていたことになります。
そもそも、身体は自然環境とバランスをとりながら健康を保っているため、気候が変化すれば、その変化に合わせて身体も順応させなければなりません。暑く湿気の多い夏から、涼しく乾燥する秋へ変わる気候の変動に身体もついてくのがやっとです。また、秋は天気の変化と1日の寒暖差がとても大きい季節になり、日中は夏を引きずったかのように暑さなのに、朝晩は驚くほど冷え込みことも、身体は体温調節にも必死です。そんな変化の多い秋に、夏の疲れを引きずったまま突入してしまった場合、身体は悲鳴するのは当然です。
夏バテは暑さが和らいでくると同時に体調も回復してくるものですが、長引き暑さに体力が一層に奪われ、疲れやすくなり、免疫力低下に繋がる恐れがある為、予想外の体調不良を引きずってしまうことがあります。それによって、「秋バテ」なりやすくなります。
秋バテを予防する為に
1、 変化に対応できる身体を作りましょう
夏の疲れをしっかりリセットし、元気で健やかな身体を取り戻しましょう
2、 生活習慣を見直し、栄養バランスが取れた食事を心がけましょう
胃腸を刺激する冷たい食べ物を避け、ミネラル、ビタミン類、蛋白質等疲労回復やエネルギー代謝に効果的な食べ物を積極的に取り入れましょう。
3、 室温の見直し、身体を冷やさないように心がけましょう
秋になってもまだまだエアコンに頼らなくてはいけない日々が続き、徐々にエアコンから離れるように心かけましょう。また、入浴することによって、血行を促し、筋肉を和らげ、体内に溜まっていた老廃物を排出させようという働きが活発になり、リラックス効果期待できます。さらに、適当な運動と、しっかりした睡眠が体調を整える為に非常に重要
薬膳の視点から「温燥」から身体を守る食材
補気(ほき)
夏の疲れを改善し、温度差に対応できるように体内の気を補う
補気に適する食材
米、鶏肉、豆類、かぼちゃ、しゃがいも、長芋、椎茸、さつま芋、鮭など
潤燥(じゅんそう)
秋の邪気である燥邪に対応し、潤いを補う
潤燥に適する食材
豚肉、豆腐、牛乳、胡麻、白木耳、梨、ホタテ、林檎、卵、枸杞の実など
補肺(ほはい)
秋に活動が活発になるはいの働きを助ける
補肺に適する食材
長芋、百合根、アーモンド、大根、柿、梨、チーズ、松の実、林檎など