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VOL399 ナタマメについて

2023年9月25日

ナタマメとは、マメ科マメ亜科ナタマメ属の植物で、熱帯アジア又はアフリカが原産とされ、それらの地域では古くから食用や薬用として栽培されています。日本には江戸時代初頭に伝わり、薩摩などで栽培されてきたという記録があります。

ナタマメは、さやの形が刀によく似ていること名付けられたとされています。ナタマメの成長が非常に早く、蔓は高さ6メートにも上り、その様子が童話「ジャックと豆の木」のモデルにもなったと言われています。

ナタマメには大きくアカナタマメ、タチナタマメとシロナタマメの三つの品種があります。シロナタマメは大きなさやをもち、暑さに強いことが特徴で、白い花を咲かせ、白い豆を収穫できます。アカナタマメはピンクの花を咲かせ、赤い豆を収穫できます。タチナタマメは半蔓性植物で、乾燥に強い品種で、紫とピンクの中間色で、白い豆が収穫できますが、食用として利用できません。

ナタマメは野菜として食べる場合は、中の豆が膨らむ前にさやの長さが15センチから20センチ程度の時に収穫されます。ナタマメは春から初夏にかけて種まきをし、若いさやの収穫期は8月頃から始め、10月頃までとなります。9月頃は最も出回っている時期になり、旬になります。

ナタマメの効能
1、ナタマメに含まれているウレアーゼやカナバニン、コンカナバリンAなどの成分は、腎機能を高める効果があり、むくみ予防・改善効果も期待できます。また、血行促進効果や、蓄膿症の改善効果、歯周病の改善効果も期待できます。さらに糖尿病の進行を抑制する効果も期待できます。
2、ナタマメに含まれているコンカナバリンAは、免疫力を高める働きがあ理、花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状の緩和効果が期待できます。
3、ナタマメに含まれている食物繊維は、便秘解消効果期待できます。また、脂肪の吸収を抑制する働きがあるため、ダイエット効果も期待できます。
4、ナタマメに含まれているアミラーゼは、消化を助け、お腹の調子を整える働きがあります。
5、ナタマメに含まれているサポニンは、脂肪の吸収を暮らせる働きがあるため、高脂肪食の摂取により引き起こされる体重増加を抑えることが報告されており、ダイエット効果が期待できます。また、サポニンは吸収された糖質が脂質へ合成されることを抑制る作用もあります。

ナタマメの選び方
⚫️全体は綺麗な黄緑色で、ハリのある物を選びましょう
⚫️平にしても、曲がらなかったり、垂れ下がったりしない物を選びましょう
⚫️長さ15センチから20センチの物を選びましょう
ナタマメの保存方法
⚫️乾燥しないように、ポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室に保存しましょう
⚫️なるべき早く食べるようにしましょう

⚠️ナタマメの毒性について
ナタマメには大きくアカナタマメ、タチナタマメとシロナタマメの三つに分けられています。シロナタマメの豆に弱い毒性が含まれていますが、いずれも若いナタマメの茎葉や若いさやには毒成分が含まれていないです。