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VOL404 チンゲンサイについて
2023年10月2日
写真出典:https://www.pref.chiba.lg.jp/ryuhan/pbmgm/zukan/yasai/images/chinge01-s.jpg
チンゲンサイとは、アブラナ科アブラナ属の青菜系の野菜で、中華料理の代表的な野菜の一つになります。原産地は中国華中地方で、日本に最も広まった中国野菜の一つであり、日中国交正常化後の1972年以降に入ってきたと言われ、千葉県の柏市で先駆けて栽培されていました。当初は青軸、パクチョイなどと呼ばれていましたが、農林水産省が新規購入野菜の名称統一をしたとき、青軸をチンゲンサイ、白軸をパクチョイとしました。(1)
チンゲンサイは適応力が強い野菜で、北は北海道から南は九州まで全国各地で栽培出荷されています。青梗菜は通年各地から出荷されており、あまり旬を感じない野菜ではありますが、中でも気温が下がり秋分すぎてから辺りが最も味が良くなり、ある意味一番の旬かもしれないです。
チンゲンサイ効能
1、チンゲンサイに含まれているβ‐カロテンは、体内必要に応じてビタミンAに変換され、粘膜や皮膚の健康を保つ必要なビタミンであり、粘膜のダメージを回復する効果や、免疫力アップ効果、肌荒れ予防効果も期待できます。また、ビタミンAに変換されなかったものは、抗酸化物質として働き、動脈硬化の予防、がん予防、アンチェイジング効果なども期待できます。
2、チンゲンサイに含まれているビタミンCは、コラーゲンの合成にかかわり、ストレスから身体を守る働きがあり、活性酸素を消去する抗酸化作用があり、動脈硬化の予防にも効果があります。また、皮膚のシミやシワを防ぎ、傷や炎症の治りを良くする効果が期待できます。さらに、粘膜を強くして健康に保つ効果があることから、風邪予防の効果も期待できます。
3、チンゲンサイに含まれているカルシウムは、骨や歯を作るのに欠かせないミネラルであり、体内にあるカルシウムの99%は骨と歯に存在しています。また、筋肉を動かしたり、精神の興奮を抑えたり、安定させる効果が期待できます。
4、チンゲンサイに含まれている鉄分は、酸素を全身に運ぶ赤血球を作る為に欠かせないミネラルになります。筋肉内に酸素を取り込む働きもあり、不足すると酸素を上手く取り込めずに筋力低下や、疲労を起こす原因にもなりかねます。但し、鉄分は体内で吸収されにくい栄養素で、ビタミンCを含む食材と一緒に摂ることで吸収率を高めることが出来ます。
チンゲンサイの選び方
●葉がみずみずしい物を選びましょう
●葉の軸が短めの物を選びましょう
●葉の緑が濃い物を選びましょう
●葉が密に付いている物を選びましょう
●茎が肉厚でハリのある物を選びましょう
(1):2023年10月2日アクセスhttps://www.pref.chiba.lg.jp/ryuhan/pbmgm/zukan/yasai/images/chinge01-s.jpg
青梗菜の保存方法
●購入後、濡らした新聞紙やクッキングペーパーなどで包み、ポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜室に立てて保存しましょう