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VOL411 四角豆について

2023年10月12日

四角豆(しかくまめ)とは、マメ科シカクマメ属の多年草(日本では冬季に枯れるので一年草扱い)、熱帯アジア原産またはマダガスカル原産とされています。さやの断面が4枚の翼状のひだの付いた四角形となっているから、名付けられたという説があります。ちなみに、沖縄では「うりずん豆」、「シカクマーミ」と呼ばれています。食用になるのは豆のさやだけではなく、葉や花、葉が枯れた後に地中にできるいもも食用できます。
インドやインドネシア、パプアニューギニア、ビルマなどの東南アジア、国内では沖縄県、小笠原諸島など、熱帯から亜熱帯地域で広く栽培され、食用されています。
四角豆の露路栽培では夏に大きく成長し、花をつけ、早い物は7月下旬から出荷を始め、9月から11月にかけてが収穫され、旬の時期は収穫の全盛期に当たる9月から10月になります。

四角豆の効能
1、 四角豆に含まれているβ-カロテンは、体内でビタミンAに変換され、生体内では皮膚や粘膜の健康維持をし、光刺激反応に重要な役割をし、細胞の増殖や分化に寄与します。また、β-カロテンは抗酸化作用および免疫賦活作用などもあるとされています。

2、 四角豆に含まれているビタミンCは、強い抗酸化作用で、がんや動脈硬化の予防や老化防止などの効果が期待できます。また、歯や軟骨、毛細細胞などを正常に保つ働きがあるほか、皮膚のメラニン色素の生成を抑え、日焼けを防ぐ作用や、ストレスや風邪などの病気に対する抵抗力を強める働きも期待できます。

3、 四角豆に含まれているビタミンKは、殆どの野菜から摂取できない脂溶性のビタミンの一つになり、カルシウムを骨に定着させる働きや血液を凝固させる成分の合成に関わっているとされています。

四角豆の選び方
●色鮮やかな物を選びましょう
●さやのひだが綺麗に揃っている物を選びましょう
●全体色が薄くなっていなく、萎びていない物を選びましょう

四角豆の保存方法 
●四角豆は温かい地方で採れた野菜のため、冷蔵庫に入れると低温障害を起きる恐れがあります。
●通気性のあるもので包み、冷暗所に保存しましょう。
●傷みやすいため、早めに食べましょう。