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VOL432 レタスについて

2023年11月13日

レタスとは、キク科アキノノゲシ属の植物で、チシャに分類され、その葉を野菜として食べます。日本では古くから、レタスの部類を「チシャ」と呼ばれ、一般的に玉レタス、サニーレタスをはじめ、サラダ菜など色々な種類があり、それらの総称は「レタス」か「チシャ」とされています。
レタスの種類は世界各地でみられ、各地で栽培され食用とされています。ちなみに殆どの国では生のままサラダとして食べる野菜として親しまれています。国内で主な産地は長野県で、全国約1/3を出荷しています。次は茨城、群馬が続きます。
原産地ヨロッパでは、レタスの旬は晩春から初夏となっていますが。国内では全国で栽培されており、通年市場に流通しています。収穫期は多くの地域で秋と春で、夏は長野県などの高冷地から、冬は九州や香川などの暖かいところから出荷されています。
 
レタスの効能
1、 レタスに含まれている食物繊維は、100g当たり1.1gで、不溶性食物繊維が1.0gで、水溶性食物繊維は、0.1gとなります。不溶性食物繊維は腸の中の水分を吸い込んで膨らみ、腸を刺激することで便通を促して便秘の改善効果が期待できます。また、有害物質を排出する効果があります。水溶性食物繊維は、腸内環境を整える効果や血糖値の急激な上昇を抑える、コレステロールの吸収を抑える効果もあるとされています。

2、 レタスに含まれているビタミンCは、粘膜を正常に保つことで、風邪などに対する抵抗力を高める働きがあり、風邪予防や疲労回復効果が期待できます。

3、 レタスに含まれているカリウムは、余分な塩分を身体の外に出す働きがあり、むくみを予防したり、血圧を下げたりする効果が期待できます。カリウムは水に溶けやすい性質があるため、生のまま食べると効果よく摂れるのです

4、 レタスに含まれているビタミンEは、強い抗酸化作用を持ち、身体をストレスから守り、老化を抑える効果があります。不飽和脂肪酸の酸化を防ぎ、シミやシワの増加を抑え、毛細血管を広げて血行を改善する、悪玉コレステロールの酸化を防止して動脈硬化を予防するなどの効果期待できます。

5、 レタスに含まれているカルシウムは、歯や骨を作るのに欠かせないミネラルとなります。体内にあるカルシウムは、99%歯と骨に存在しています。また、筋肉を動かし、精神の興奮を抑え、安定させる効果が期待できます。ちなみに、カルシウムは吸収されにくい栄養素の一つで、ビタミンDと一緒にとるで、カルシウムの吸収率が良くなります。

レタスの選び方
●芯の切り口が10円玉大で、白い物を選びましょう
●葉がみずみずしく、艶とハリのある物を選びましょう
●全体巻が強く、持った感じ重みのある物を選びましょう

レタスの保存方法
●レタスは乾燥に弱く、すぐに萎びてしまうため、乾燥しないように、ラップで包むか、濡らしたキチンペーパなどで包んで、ポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜室に保存しましょう
●できれば、葉先が上に向くよう軸を底にして立てて入れるようにした方が長持ちします