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VOL434 中島菜について

2023年11月15日


写真出典:https://www.kaorian.biz/

中島菜はツケナ類の一種で、独特のほろ苦さと辛味で、葉の縁が細かくギザギザしているのが特徴です。石川県能登の旧中島町で明治時代から栽培され、食べ継がれてきた漬け菜の一種で、平成18年(2006年)11月に能登伝統野菜として地域団体商標を取得しています。JA能登わかば管内の旧中島町を含む七尾市をはじめ、中能登町などが主な産地となっています。
中島菜の収穫は11月頃から始まり春まで続きますが、主な時期が害虫がいない冬越しとなるため無農薬で栽培されることが多いです。

中島菜の効能
1、 中島菜に含まれているペプチドは、血圧上昇に作用するアンジオテンシン(ACE)という酵素の働きを妨げる効果があるとされています。

2、 中島菜に含まれているβ-カロテンは、体内で必要に応じてビタミンAに変換されることができます。ビタミンAは、皮膚や粘膜を正常に保つ働きがあり、免疫力を高めてくれる効果もあります。また、ビタミンAは、「目のビタミン」とも言われ、視力維持効果もあるとされています。

3、 中島菜に含まれているビタミンCは、粘膜を正常に保つことで、風邪などに対する抵抗力を高める働きがあり、風邪予防や疲労回復効果が期待できます。

中島菜の選び方
●葉先までみずみずしい物を選びましょう
●艶、ハリがある緑色の物を選びましょう

中島菜の保存方法
●中島菜は、乾燥に弱いので、濡らしたキッチンペーパーなどで包んでポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜室に保存しましょう
●なるべく立てた状態で保存しましょう
●寝かせておくと起きあがろうとするので、その栄養成分が消費され傷みやすくなります