Blog
ブログ

VOL447 身体を温める食材と身体を冷やす食材の見分け方について

2023年12月5日

薬膳と言ったら、生薬や中薬、漢方薬の原料を食材として使用しているイメージが強く、実に乾物食材、野菜、果物、魚、肉などいろいろな食を組み合わせることが最も大事になります。季節によって、食べる人の体調に合わせ、食材や生薬、または漢方薬の原料になるものを組み合わせた料理となります。薬膳を食べることによって、体質改善を図り、身体のバランスを整え、普段の食事から薬膳を取り入れることによって、健康を目指します。
薬膳では、身体を温める食材を陽の食べ物と、身体を冷やす食材を陰の食材と称します。身体を温める食材と身体を冷やす食材の見分け方について幾つかの法則があります。

1、 旬の時期
基本的に冬の旬の物は身体を温め効果があります、その一方夏が旬のものは身体を冷やす効果が殆どです。
「旬のものを食べた方がいい」とよく言われますが、それぞれの旬の物の効果が季節とマッチしていることからも、理になっています。

2、 育つ環境
基本的に寒い地域取れる食材は身体を温める効果があり、反対に南国など温かい地域が原産の食材は、身体を冷やしやすいものが多いです。

3、 発酵しているかどうか
発酵食品に入っている酵素は、体の新陳代謝を促し、身体を温める効果があるとされています。

4、 加工及び精製方法による変化
南国原産のフルーツはそのまま食べると身体を冷やしやすいですが、ドライフルーツになるとある程度冷やすにくい食材になります。また、生柿は身体を冷やす効果がありますが、干し柿にすると身体を温める食材に分類されます。ちなみに、大根も切り干し大根にすると、身体冷やす食材ではなくなります。