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VOL485 大和真菜について

2024年2月7日

写真出典:https://www.pref.nara.jp/8035.htm

大和真菜(やまとまな)とは、アブラナ科の野菜で、畑菜(はたけな)などと同じく漬け菜(つけな)として知られています。ちなみに、漬け菜というのは古くから漬物に使われてきたことから呼ばれるようになった物で、小松菜や白菜など結球しないアブラナ科の葉物野菜の総称となっています。
大和真菜は、古くから奈良県で作られてきた「大和の伝統野菜」の一つで、大和高田市をはじめ、宇陀市や五條市、奈良市などで作られています。「大和の伝統野菜」として扱われた事や、収穫後の黄変が改善され、出荷しやすい品種が出てきたことなどもあり、現在生産量は増えつつあるようです。
大和真菜は、味的にも甘味が増して美味しくなるのは霜がおりる寒い季節で、旬は12月から2月中旬頃となります。

大和真菜の効能
1、 大和真菜に含まれているβ‐カロテンは、活性酸素と呼ばれる身体を酸化してダメージを加える物質を取り除く「抗酸化作用」になります。ちなみに、活性酸素は微量であれば問題ないですが、多量になると動脈硬化などを引き起こす要因になります。健康のためにも抗酸化作用を活用した方が良いです。更に、β‐カロテンは、体内でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜の健康を維持し、風邪予防や免疫力向上に役に立ちます。

2、 大和真菜に含まれているビタミンCは、皮膚や軟骨などを構成するコラーゲンが作られる際に必要な栄養素であり、健康な肌を作る為に欠かせない栄養素でもあります。ちなみに、水溶性ビタミンは体内に蓄えられないため、毎日こまめに補うことをお勧めします。

3、 大和真菜に含まれているカルシウムは、骨や歯の構成成分で、様々な食べ物から意識して補うことが大切になります。また、野菜に含まれているカルシウムが、乳製品と比較してカルシウムの吸収率はあまり良くないです。そのため効率よくカルシウムを摂取するには、ビタミンDと一緒に摂ることをお勧めします。ちなみに、ビタミンDはきのこ類や魚に多く含まれている栄養素になります。

大和真菜の選び方
●葉の緑色が濃く、鮮やかな物を選びましょう
●葉はみずみずしく、ピンと張っている物を選びましょう
●茎が太すぎず、細すぎずの物を選びましょう

大和真菜の保存方法
●乾燥しないように、少し濡らせたキッチンペーパーなどに丸ごと包み、冷蔵庫の野菜室に、根を下にして立てた状態で保存しましょう