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VOL494 雨水について

2024年2月21日

2024年2月19日(月)、二十四節季の第二番の雨水(うすい)です。「暦便覧」によると、「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となれば也」、意味としては、空から降るものが雪から雨にかわる頃、深く積もった雪も解け始め、春一番が吹き、九州南部では鶯(うぐいす)の鳴き声が聞こえ始め頃になります。山に積もった雪もゆっくりと解け出し、田畑を潤し、昔は雨水を目安に、農耕を始めるとされています。
「雨水の候」とは、雨水の日から、次の節季「啓蟄(けいちつ)」の前日まで使うことができます。今年の啓蟄(けいちつ)は3月5日の為、2月19日から3月4日までは「雨水の候」と称することができます。

「雨水の三候」
1 「初候」…土脉潤記(つちのしょううるおいおこる)、2月19日から2月23日頃、冷たい雪が暖かい春の雨にかわり、大地に潤いをあたえる頃になり、寒さも緩み、眠っていた動物も目覚めます。
2 「次候」…霞始靆(かすみはじめてたなびく)、2月24日から2月28日頃、霧(きり)や靄(もや)のため、遠くの山や景色がほのかに現れては消え、山野の情景に趣が加える頃になります。ちなみに、春に出る霧(きり)を霞(かすみ)と呼び、夜の霞(かすみ)は朧(おぼろ)と呼ばれています。
3 「末候」…草木萠動(そうもくめばえいずる)、2月29日から3月5日頃足元や庭木の先にほんのりと薄緑色に色づく芽が見られる頃になり、柔らかい春の日差しの中、草木が芽吹き、新しい命が生まれます。

雨水の言葉
●獺魚を祭る(かわうそおうをまつる)
中国古代の天文学での七十二候では、雨水の初候は「獺魚祭(かわうそうおをまつる)」でした。獺(かわうそ)が捕らえた魚を河岸に並べている様子が、人が祭りのときに物をお供えしている様子に見えたことから生まれた季節の名前になります。
●霞と霧(かすみときり)
遠いがわかるようで、わからないのが霞と霧、目で見る限りには分かりません。霞は春の季語、霧は秋の季語とされています。霞は「たなびく」と使いますが、霧には使いませんが、霧は「たちのぼる」と使います。

雨水の食べ物
●蛤(はまぐり)
雛祭り(ひなまつり)や結婚式には欠かせない縁起物として知られています。蛤の二枚の貝殻に対のもの以外とは合わないことから夫婦和合の象徴とされ、祝事に用いられる食材となります。
●春キャベツ
春キャベツは、他のキャベツより独特の丸みがあり、重なりや巻きが緩やかで葉が柔らかく、比較的中のほうまで緑が濃く甘みがあります。昔から胃腸の調子を整える保健食として食べられています
●辛子菜(からしな)
辛子菜には、特有の辛味と香りがあり、その種は和からしの原料となります。種子は生薬としても効果があり、神経痛や捻挫などにも湿布として用いられます。種を絶やさない「金沢の伝統野菜」に認定されました。