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VOL500 コシアブラについて

2024年3月1日

写真出典：https://delishkitchen.tv/articles/1776

コシアブラとは、ウコギ科の一種で、早春に伸びる若芽を山菜として食用し、「山菜の女王」とも呼ばれています。コシアブラの名前の由来は、かつてこの木の樹脂を絞り、濾したものを漆（うるし）のように塗料として使われていたからだそうです。北海道から九州まで沖縄を除く全国に自生して、比較的に明るく開けた雑木林などでみられ、ほろ苦い独特な風味があることが特徴です。
自生している地方や標高によっても時期はずれますが、四国や近畿、中部あたりの平地だと4月初旬には芽が出始めます。山をみて、様々な広葉樹の枝の先に小さな黄緑色の芽が出始めた頃合いを見計らいます。

コシアブラの効能
1、 コシアブラは、ケンフェノール、イソクエルチトリンなどのフラボノイド系ポリフェノールが含まれています。ポリフェノールは強い抗酸化作用がある為、細胞の老化防止に作用し、アンチエイジング効果が期待できます。また、免疫力アップに効果があると報告されています。

2、 コシアブラに含まれている食物繊維は、満腹感を得られることでダイエット効果が期待できます。また、血糖値の上昇を緩やかにする働きがある為、糖尿病の予防、改善効果が期待できます。さらに、腸の蠕動（ぜんどう）を促し便秘解消にも役に立ちます。

コシアブラの選び方
●枝の先に芽が出始めて間がない物を選びましょう
●丁度筆を空に向けて立てているような形をしている物を選びましょう
●柄が広がる前の物を選びましょう

コシアブラの保存方法
●コシアブラは、香りが大切な食材なので、新鮮なうちに早く食べるようにしましょう
●コシアブラは、乾燥しないように、新聞紙で包み、穴をあけたポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室に保存しましょう
●2〜3日で食べ切るようにしましょう