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VOL510 山うどについて

2024年3月15日

写真出典：https://www.kinokosansai.com/shopdetail/002007000001/

山うどとは、ウコギ科タラノキ属の多年草、食用とするのは土から顔を出したばかりの新芽の部分や、ある程度育ったものの茎や若芽の部分となり、野菜というよりも山菜になります。
山うどの露路栽培物では埼玉が多く、次いで山形、群馬となっています。天然物の山うどは収穫できる時期が非常に短く、一カ所ではごく限られた時期にしか取れません。南の方から早いところでは3月頃に始まり、関西など本州中部では4月、東北では5月から6月初旬頃までがその時期にあたります。

山うどの効能
1 山うどに含まれているクロロゲン酸は、がんの発生予防や日焼けによるメラニンの抑制などの効果があるとされています。
2 山うどに含まれているアスパラギン酸は不足すると疲れやすくなったり、抵抗力が弱まったりすることがあります。
3 山うどに含まれているジテルペンアルデヒドは、血液循環をよくし、疲労回復に効果がると言われています。
4 山うどに含まれているカリウムは、過剰に摂取したナトリウムを体外へと排泄し、血圧を安定させ、体内に滞った余分な水分を排出し、浮腫み解消に効果が期待できます。
5 山うどに含まれている銅は、血液中のヘモグロビンに鉄分を送り届ける役割を担っています。また、銅は多くの酸素の素材となり、体内に溜まった活性酸素を除去し、骨粗鬆症予防効果が期待できます。

山うどの選び方
⚫️先の芽がみずみずしい物を選びましょう
⚫️茎が太く短めの物を選びましょう
⚫️全体に産毛がびっしり付いている物を選びましょう

山うどの保存方法
⚫️日差しをあたらないよう湿らせたキッチンペーパーなどで包み、冷暗所で保存しましょう
⚫️なるべく早く食べたほうが美味しく食べられます。