Blog
ブログ

VOL515 乾燥椎茸の戻し方法

2024年3月25日

乾燥椎茸は水で、ゆっくり戻すのは基本です。料理に合わせて、冬菇(どんこ)、香信(こうしん)を使い分けことによって、美味しさだけではなく、食感を楽しむこともできるでしょう。しかし、間違った戻し方をすると、せっかくの美味しさを楽しめないのは、もったいないですね。
また、いろいろなお料理に幅広く使える乾燥椎茸ですが、なんとなく戻すのは面倒くさい、手間がかかる、というイメージを持っている方がたくさんいらっしゃると思います。実際はちょっとしたコツを覚えておくだけで、乾燥椎茸の戻し方はとっても簡単です。

乾燥椎茸の正しい戻し方として、3つのポイント
1、 乾燥椎茸戻す前に、流水で水洗いすること
乾燥椎茸の全体をさっと流水で洗い、軽く全体についているゴミを洗い流すし、特に内側の溝にゴミが貯まりやすいので、丁寧に洗ってください。

2、 乾燥椎茸戻す時、最大ポイントとして、水を使いましょう
洗った椎茸は、傘を上に向いて、かぶる程度の水に浸して、ラップをするか、容器に入れるか、ファスナー付きの密封袋にして冷蔵へ、冬場の場合涼しいところでも大丈夫です。

ちなみに、乾燥椎茸水に戻すと大きくなりますので、ある程度余裕のある容器を使いましょう。椎茸の軸は完全に戻すまで時間がかかりますので、ある程度柔らかくなったら、軸を根元部分から切り落とす方法もあります。

かさの厚さによって戻す時間が異なる
冬菇(どんこ) の場合    12時間程度
香信(こうしん)の場合    6時間程度
香菇(こうこ) の場合    8時間程度
乾燥椎茸スライスの場合    30分〜60分(1時間)
乾燥椎茸の種類により、6時間から12時間程度冷蔵庫に入れて、じっくりと戻すのはお勧めです。それによって、旨味成分を存分に引き出すためにもやはりじっくり時間をかけることがポイントの一つです。時間がある時前日から戻しておくのもいいでしょう。

時間のない時に使える時短テクニック
十分に戻す時間が取れない時に、短時間で戻す2つの方法があります。

1、 ぬるま湯に浸して常温におく
体温程度のぬるま湯に乾燥椎茸の傘を上に浸して、ラップをし、常温に2~3時間程度で戻りますが。かさの厚みによって、戻す時間が変わることもあり、途中指で柔らかさを試して、戻す時間を調整してください。

2、 電子レンジで温める
耐熱容器に傘を上向きに入れて、浸るぐらいの水に浸して、ラップをかけて常温15分程度においてから、電子レンジ600Wで約30秒温め、取り出したらラップしたままで常温におき、戻しましょう。