Blog
ブログ

VOL532 黒米について

2024年4月17日

黒米(くろまい)、または紫黒米(しこくまい)、紫米(むらさきまい)とはイネの栽培品種のうち、玄米の種皮又は果皮の少なくとも一方(主に果皮)にアントシアニン系の紫黒色素を含む品種のことを称します。国内では、1989年以降進められた農林水産省によるプロジェクト研究「スーパーライス計画」により、品種改良が進められていました。中国では「紫米」、「紫糯」、「黒糯」、「鶏血糯」などと呼ばれ、古くから栽培されて、主に酒に加工されます。そのほか、漢方薬や産婦の栄養食品としても用いられます。バリ島では古くから在来種として栽培され、ミャンマー、タイ、マレーシア、カンボジア、ラオス、ベトナム、台湾、ネパール、フィリピンなどでも栽培されています。
ちなみに、黒米の酒については、赤米を初めとする有色米を使った着色酒を製造する方法が1980年代に日本で考案され、特許を取得されていました。

黒米の効能
1、 黒米に含まれているビタミンEは、脂溶性ビタミンで、強い抗酸化作用があり、体内の老化を防ぐ効能があります。また、血行を良くする効果がある為、冷え性改善や肩こり、頭痛の改善効果も期待できます。更に、ホルモンバラスを整え、血液中のLDLコレステロールの酸化を防ぐことで血液さらさらにできる効果が期待できます。
2、 黒米に含まれているカルシウムは、骨や歯を作るのに欠かせないとミネラルとして知られ、骨粗鬆症の予防効果が期待できます。
3、 黒米の玄米の種皮又は果皮にふくまれているアントシアニンは、ポリフェノールの一種で、肝機能をサポートする働きのほか、疲れ目の緩和、視力増加、動脈硬化の予防などに効果が期待できます。
4、 黒米に含まれている食物繊維は、腸内環境を整え便秘の解消効果が期待できます。