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VOL602 紅花について

2024年8月2日

紅花(べにばな)とは、キク科ベニバナ属の一年草又は越年草、雅称(がしょう)末摘花(すえつむはな)とも称します。紅色染料や食用油の原料として栽培されています。国内では、平安時代に千葉県長南町で盛んに栽培されていました。江戸時代中期以降は現在の山形県最上地方や埼玉産桶川市、上尾市周辺で盛んに栽培されていました。しかし、明治時代以降、中国産の紅花が盛んに輸入され、次いで化学的合成可能なアニリン染料が普及したことから、紅花の生産が急速に衰退しました。現在では紅花染めや観光用などにわずかにしか栽培していません。
紅花は染料だけではなく、花弁を乾燥させたものを生薬紅花(こうか)と称します。血行を促し、鬱血を除く漢方薬としても用いられています。婦人病特有の血行障害による生理痛や月経の閉止、産後の腹痛などにも効果があるとされています。

紅花について
1、 紅花(こうか)は、活血通経(かっけつつうけい)効果、祛瘀止痛(きょおしつう)効果があるとされています。
2、 紅花(こうか)は、血を巡らせ、月経を整え、痛みを緩和する効果があるとされています。
3、 紅花(こうか)は、高血圧の改善、狭心症、動脈硬化防止、脳梗塞の予防効果があるとされています。

紅花の副作用
1、 呼吸困難
2、 息苦しさ
3、 アレルギー反応
4、 アナフィラキシーショック
5、 寒気による震え、発熱、動悸などの症状

⚠️紅花の禁忌⚠️
1、 妊娠中
2、 月経過多の人