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VOL604 甘草について
2024年8月6日
甘草(かんぞう)とは、マメ科の多年生植物で、名前の通りその根は甘く、薬用されている根・地下茎の部分になります。中国から中央アジア、さらにヨーロッパに分布しています。国内でも山梨県栽培化を試みられましたが、現在ではほとんど輸入に頼っています。ちなみに、甘草は人類の歴史上最も古く、効力のすぐれた薬草と言われています。
甘草について
1、 補気薬として
2、 甘草に含まれているグリチルリチンは、強い甘味が特徴
3、 甘草に含まれているグリチルリチン酸ジカリウムは、炎症を抑制する抗炎症作用が期待できます。また、肌のハリ・弾力性の低下を抑制する効果も期待できます。
4、 鎮痛効果
甘草の副作用
1、 低用量または通常の量で摂取した場合、副作用ほとんどありません
2、 高用量ではグリチルリチンは腎臓に塩分や水分を貯留させ(むくみ)、可能性として高血圧を引き起こすことがある
3、 1日用量2.5g超える場合、偽アルドステロン症の発症リスクが上がる
偽アルドステロン症とは、副腎より分泌されるホルモンであるアルドステロンが過剰に分泌されていないにも関わらず、あたかも過剰に分泌されているかのような症状のことを称する