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VOL612 麦門冬について
2024年9月5日
麦門冬(ばくもんどう)とは、キジカクシ科多年草であり、ジャノヒゲの根を乾燥させたものを称します。麦門冬は5月頃に掘り取り土を落とし、根の膨大部のみをとり、水洗いして、乾燥させます。主な産地としては中国の浙江省、四川省などになります。
麦門冬について
1 麦門冬(ばくもんどう)に含まれているサポニンは、抗酸化作用を持ち、悪玉コレステロールの酸化の予防効果があるとされています。また、動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞、糖尿病などの生活習慣病のリスクを減少させる効果が期待できます。さらに、血流の改善や、過酸化脂質の抑制、肝機能低下の抑制、免疫力向上に効果があるとされています。
2 麦門冬に含まれているフラボノイドは、ポリフェノールの一種で、抗酸化作用、デトックス作用、アンチエイジング効果があるとされています。また、ストレス緩和、がん抑制、免疫力を整え、血液サラサラなどの効果があるとされています。
3 麦門冬は、鎮咳、去痰、止渇、滋養強壮作用などが期待できます。
麦門冬の副作用について
1 胃の不快感、食欲不振、軽い吐き気
2 ごくまれに、間質性肺炎(空咳、発熱)、偽アルドステロン症(高血圧、身体のだるさ)、ミオパチー(倦怠感、筋力低下)、肝機能障害(身体の痒み、皮膚が黄色くなる)がみられるケースがあります。