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VOL848 霜降について

2025年10月23日(木)、二十四節季の第十八番の霜降(そうこう)です。「暦便覧」によると、「つゆが陰気に結ばれて、霜となり降るゆへ也」、霜降のこの時期は、北国や山間部では霜が降りて朝には草木が白く化粧をする頃になります。野の花の数が減り始め、代わって山を紅葉が飾る頃になり、この日から立冬までの間に吹く寒い北風を「木枯らし」と呼びます。
「霜降の候」とは、霜降の日から、次の節季「立冬(りっとう)」の前日まで使うことができます。今年の立冬は11月7日の為、10月23日から11月6日までは「霜降の候」と称することができます。

「霜降の三候」
1 「初候」…霜始降(しもはじめてふる)、10月23日から27日頃、氷の結晶である霜が初めて降りる頃になります。昔、朝に外を見た時庭や道沿いが霜で真っ白になっていることから、雨や雪のように空から降ってくると思われ、その為霜は降るというようになったそうです。
2 「次候」…霎時施(こさめときどきふる)、10月28日から11月1日頃、パラパラと通り雨のように雨が降り始める頃になり、雨が降ったからと思えば、すぐに青空が顔を出します。初時雨は、人々や動物たちが冬の支度をし始める合図だと言われています。
3 「末候」…楓蔦黄(もみじつたきばむ)、11月2日から11月6日頃、紅葉や蔦が色づいてくる頃になります。葉が赤色に変わることを「紅葉(こうよう)」と呼び、銀杏のように黄色に変わることは「黄葉(こうよう)」と呼びます。また、秋の山が紅葉することを「山粧(やまよそおう)」と言います。

霜降の食べ物
⚫️鮭(さけ)
この時期の鮭は「秋鮭」と呼ばれ、産卵の為故郷の川へ戻ってきます。和・洋・中どんな料理とも相性抜群、秋鮭に含まれている蛋白質は、他の魚肉よりも消化・吸収しやすいとされています。
⚫️生姜(しょうが)
身体を温めて、免疫力を高める効果のある野菜として注目されている生姜は、料理だけではなく、クッキーなどのお菓子にも使用されています。
⚫️柿(かき)
柿にはビタミンCが多く含まれおり、風邪予防効果が期待できます。甘柿は大きく四角い形をしているのに対して、渋柿は先の尖っているような形をしています。渋柿も焼酎に漬けることにより、渋みをなくすことができます。

霜降の花
●紫式部(むらさきしきぶ)
紫色の実と緑の葉が鮮やかな紫式部の花言葉は「上品」を意味します。名前の由来は、あまりにも美しいことから、源氏物語の作者である「紫式部」の名前がつきました。

霜降の行事
⚫️酉の市(とりのいち)
11月の酉の日に鷲神社で行われる祭礼のことを称します。この祭は、「酉のまち」「おとりさま」とも呼ばれています。金銀をかき集めるという意味で、縁起物の熊手が露天に並び、商売繁盛を願う人々で賑わいます。

VOL847 中秋の名月

中秋の名月(ちゅうしゅうのめいげつ)とは、旧暦の8月15日の日のことを指します。旧暦では7月から9月を秋とし、8月15日はちょうど秋の真ん中となり、その頃は一年を通して最も月が美しい時期であるとされたことから、平安時代の貴族達は、中秋の名月に月を眺めて和歌を詠む「観月の宴」を開いて楽しんでいたとされています。

2025年の「中秋の名月」は10月16日(旧暦8月15日)

月は季節に関わらずいつでも見られますが、なぜ秋の月は綺麗と言われるのか?それは、秋の空気は水分量が春、夏に比べて少なくて、乾燥しているから、そのため、澄んだ空気が月をくっきりと夜空に映し出すのです。また、月は冬に近づくほど、空の高い位置を通り、夏は低い位置を通り、春は地上の埃(ほこり)などで月本来の明るさが霞んでみえます。以上の理由で、空気の水分量、大気の状況や月の高さなど、月が最も綺麗にみえる条件が秋こそ揃っているため、月見に相応しいとされています。
月を眺めて、お団子を食べ、今の日本ではそんなイメージが浸透している中秋の名月だが、もとは平安時代に中国から伝わった風習とされています。しかしながら、中国では伝統菓子「月餅」を供える風習がありますが、日本では芋類や豆類を供え、形を変え現在の月見団子に至りました。月がよく見える場所に台を置き、十五夜に因んで15個団子を大皿に堆く盛るのが昔ながらの伝統的な供え方になります。山のような形に団子を積むのは、一番上の団子が霊界に通じると信じられていた方とも言われています。

VOL846 寒露について

2025年10月8日(水)、二十四節季の第十七番の寒露(かんろ)です。「暦便覧」によると、「陰寒の気に合って、露むすび凝らんとすれば也」、意味としては、冷たい露の結ぶ頃、秋もいよいよ本番になり、菊の花が咲き始め、山の木々の葉も紅葉の準備に入ります。寒露になれば、夜が長くなり、露が冷たく感じられる頃に、朝晩の冷え込みはきつくなります。空気が澄んだ秋晴れの過ごしやすい日が多くなり、夜空を見上げると、より美しく綺麗に輝く月が見られます。
 「寒露の候」とは、寒露の日から、次の節季「霜降(そうこう)」の前日まで使うことができます。今年の霜降は10月23日(水)の為、10月8日から10月22日までは「寒露の候」と称することができます。

「寒露の三候」
1 「初候」…鴻雁来(こうがんきたる)、10月8日から10月12日頃、燕と入れ違いに雁が来たから渡ってくる頃になります。雁は日本で冬を過ごし、暖かい春になるとシベリアの方へ帰って行きます。ちなみに、毎年初めに訪れる雁を初雁(はつかり)と呼びます。
2 「次候」…菊花開(きくのはなひらく)、10月13日から10月17日頃、菊の花が咲く頃になり、菊の展示や菊まつり、品評会が行われ、菊には不老長寿の薬効があるとされ、旧暦9月9日の重陽の節句には、菊の花を浮かべた菊花酒を飲む風習があります。
3 「末候」…蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)、10月18日から10月22日頃、蟋蟀(こおろぎ)が戸口でなく、この候の蟋蟀は夏から冬にかけてみられ、鈴のような音色を響かせています。

寒露の食べ物
⚫️栗(くり)
国産の栗は、中国やヨロッパの栗より大きく、風味が良くとされています。そのため、食べ方はシンプルで茹で栗や栗ご飯がお勧めです。ずっしりと重みがあり、皮に光沢のある物を選びましょう。
⚫️柘榴(ざくろ)
6月から7月に花を咲かせる柘榴は、10月が食べころになります。国産の柘榴は酸味が強いので、トッピングやジュース、シャーベットなどに使用されています。ちなみに、甘みが強い輸入品の方がお勧めです。
⚫️青梗菜(ちんげんさい)
青梗菜は、ミネラル豊富な緑黄色野菜です。原産地の中国では3000年も前から食べられていたそうです。そのため、多くの中華料理に使用されています。
⚫️はたはた
秋田の郷土料理にはなくてはならない存在であるはたはたは、「ぶりこ」と呼ばれる卵には、旨みが濃縮されているため、ねっとりと濃厚です。ちなみに、「ぶりこ」によって商品価値が決まるそうです。

寒露の行事
⚫️体育の日
国民の祝日である体育の日は「スポーツに親しみ、健康な心身を培う」ことを趣旨としています。1946年の東京オリピック開会式が行われた日として、10月10日が体育の日でしたが、2000年より10月の第二月曜に変更されました。

VOL845 秋の食事養生

秋は、移り変わりの季節であり、季節の前半と季節の後半では、気温の差とても大きくものになります。中医学では、秋は他の季節と違って、短い期間で真夏から真冬に向かう期間であることから、秋の前半を「温燥」、秋の後半は「涼燥」と呼ばれています。

快適な秋を過ごすため注意点2つあります

1.隠れ脱水に注意
「一雨一度」の言葉通り、雨のたびに少しずつ秋らしい空気が漂い、秋らしさが増し、過ごしやすい季節になります。涼しくなった途端に、様々の理由で何枚も何枚も重ね着こめるようになり、汗がかきにくく、水分補給が必要な状態になっても身体が感知せず、それだけ身体の機能が低下しているのが高齢者です。「夏でもなく、野外でもない」環境で起こる脱水症状を隠れ脱水と言い、中でも、高齢者で糖尿病や高血圧症などの持病があり、栄養不良、肥満気味の方は、隠れ脱水になるリスクが高くなりまず。

2.秋バテに注意
通常夏バテは暑さが和らいでくると同時に体調も回復してくるものですが、基礎体力と免疫力が低下している為、回復が遅くなり、予想外の体調不良を引きずってしまうことが心配されています。
秋バテを解消する為に、まずは生活習慣を見直し、徐々に夏型の生活からシフトし、栄養バランスが取れた食事を心がけましょう。胃腸を刺激する冷たい食べ物を避け、ミネラル、ビタミン類、蛋白質等疲労回復やエネルギー代謝に効果的な食べ物を積極的に取り入れましょう。
次は室温の見直し、秋になってもまだまだエアコンに頼らなくてはいけない日々が続き、徐々にエアコンから離れをするように心かけましょう。また、入浴することによって、血行を促し、筋肉を和らげ、体内に溜まっていた老廃物を排出させようという働きが活発になり、リラックス効果期待できます。さらに、適当な運動と、しっかりした睡眠が体調を整える為に非常に重要です。

バランスの取れた食事が最も有効な養生

補気(ほき)
夏の疲れを改善し、温度差に対応できるように体内の気を補う
補気に適する食材
米、鶏肉、豆類、かぼちゃ、しゃがいも、長芋、椎茸、さつま芋、鮭など

潤燥(じゅんそう)
秋の邪気である燥邪に対応し、潤いを補う
潤燥に適する食材
豚肉、豆腐、牛乳、胡麻、白木耳、梨、ホタテ、林檎、卵、枸杞の実など

補肺(ほはい)
秋に活動が活発になるはいの働きを助ける
補肺に適する食材
長芋、百合根、アーモンド、大根、柿、梨、チーズ、松の実、林檎など

VOL844 秋の養生

 「一雨一度」の言葉通り、雨のたびに少しずつ秋らしい空気が漂い、秋らしさが増し、季節はゆっくりと舵を切り始めるようになります。秋と言えば厳しい暑さが和らぎ、湿気も徐々に減り、大分過ごしやすくなります。気候の変化やご自身の体調の変化にしっかり意識を向けておかないと、風邪を引きやすくなる季節でもあります。また、秋は夏の暑さでダメージを受けた身体を癒して体力を回復させ、来るべき厳しい冬を越す準備の期間でもあります。秋は、移り変わりの季節であり、季節の前半と季節の後半では、気温の差とても大きくものになります。
中医学では、秋は他の季節と違って、短い期間で真夏から真冬に向かう期間であることから、秋の前半を「温燥」、秋の後半は「涼燥」と呼びます。
「温燥」とは、夏の暑熱がまだ残っている状態に、秋の乾燥が加えるという特徴があります。また、最近地球温暖化の影響で「温燥」が少し長くなり、10月中旬頃までは「温燥」と考えてもよろしいでしょうか。「涼燥」とは、秋の乾燥の上に冬の寒気が加えるという特徴があります。

秋の体調不良はなぜ起こる
1 夏の冷えによる疲れが残っている為
2 急激な気温変化による
3 寒暖差アレルギー反応を引き起こす
4 空気の乾燥による
5 日照時間減少の為

秋の過ごしポイント
1 気温の変化に対応できるように準備しよう
2 乾燥に注意しよう
3 乾燥からくる相の不調をケアしよう
4 早寝早起きを意識しよう

夏から秋への健康な養生方法
1 身体を温めること
身体を温めることを意識し、温かい飲み物にしたり、味噌汁やスープを飲んだり、お風呂に入る時シャワーだけではなく、お湯にゆっくりと浸かること、生姜など身体を温める香辛料を摂り入れること、無理なく毎日の習慣にできること取り入れましょう。
2 水分を積極的にとること
秋になると、夏ほど喉の渇きが感じなくなりますが、それでも水分補給を積極的しましょう。出来れば、常温のミネラルウオーターや、白湯(水を沸騰させてから冷ました物がお勧め)がお勧めします。
3 太陽の光を浴び、運動すること
朝晩の気温が下がる9月からは、運動もしやすくなり、お散歩やウォーキングを積極的取り入れましょう。特に朝の太陽を浴びながらのウォーキングをお勧めです。朝太陽を浴びることによって、自律神経の働きが高くなり、気分の落ち込み解消効果が期待できます。
4 早寝早起きすること
早寝早起きすることで、自律神経のバランスが整え、免疫力アップに役に立ちます。
5 食事に気を付けること
秋の旬の食材を積極的取入れ、バランスの良い食事を心がけましょう。旬の食材取り入れるメリットが三つあります。一つ、ビタミン、ミネラル等の栄養素が豊富に含まれ、栄養価が高いこと。二つ、新鮮さで美味しさが増すこと。三つ、食材が多く収穫できるので比較的価格が安定し、やすくなる場合もあること。

VOL843 秋分について

2024年は9月23日(火)、二十四節季の第十六番の秋分(しゅうぶん)です。「暦便覧」では、「陰陽の中分となれば也」、とされています。秋分とは春分と同じように、太陽が真東から昇り真西に沈む、昼と夜の長さが同じになる日のことを言い、その日を中心とした一週間が空きのお彼岸になります。秋分の時期は、暑さは減り代わりに冷気を感ずる日が増え、秋の七草が咲き揃う頃になり、次第に秋が深まっていきます。
「秋分の候」とは、秋分の日から、次の節季「寒露(かんろ)」の前日まで使うことができます。今年の寒露は10月8日の為、9月23日から10月7日までは「秋分の候」と称することができます。

「秋分の三候」
「初候」…9月23日~9月27日頃、雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)、夏の間に鳴り響いた雷が収まる頃、空にはもこもことした鱗雲が現れます。「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉の通り、残暑も落ち着き、秋の気候へと変わっていきます。
「次候」…9月28日~10月2日頃、蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)、外で活動していた虫たちが冬ごもりの支度をしはじめる頃になり、これから約半年間も土の中で静岡に秋冬が終わるのを待ちます。そして、啓蟄(けいちつ)頃に再び姿を現します。
「末候」…10月3日~10月7日頃、水始涸(みずはじめてかるる)、田の水を落として、稲穂の刈り入れを始めることになり、収穫の秋真っただ中で、おお忙しですが、黄金に色づいた稲穂が輝き、風が靡く風景はとても美しいです。

秋分の食べ物
⚫️花梨(かりん)
花梨は様々な効果があるとされ、乾燥させたものを煎じて飲めば、咳止めや利尿効果があるとされています。そのため、花梨味ののど飴なども多く発売されています。
⚫️松茸(まつたけ)
松茸は香りや味わいがよく、高価であることから「茸の王様」と呼ばれています。松茸ご飯にする時は、加熱しすぎると香りが飛んでしまうため、炊き上げる直前に入れましょう。
⚫️鯖(さば)
新鮮な鯖は身が硬く、青光りしています。特に脂の乗った鯖は血液をサラサラにしてくれます。塩焼き、味噌煮、シメサバ、刺身など味わい方は豊富です。

秋分の花
●金木犀(きんもくせい)
金木犀は、甘い香りを漂わせ、金色の花を咲くことが多いことから「キンモクセイ」という名前がつけられたと言われています。金木犀の花言葉は「隠世」といいます。その由来としては、金木犀の強い香りによって、邪気を払う効果を得るため、神社などで植えられることが多くあります。

秋分の行事
⚫️お萩(おはぎ)
秋分の日にはおはぎがお供えされます。春分の日にはぼたん餅がお供えされますが、この二つは同じものであり、春は牡丹を咲くので「牡丹餅」、秋には萩が咲くため「御萩(おはぎ)」と呼ばれています。

VOL842 秋の乾燥

秋と言えば厳しい暑さが和らぎ、湿気も徐々に減り、大分過ごしやすくなりますが、実に油断できない季節でもあります。
中医学では、秋は他の季節と違って、短い期間で真夏から真冬に向かう期間であることから、秋の前半を「温燥」、秋の後半は「涼燥」と呼びます。
「温燥」とは、夏の暑熱がまだ残っている状態に、秋の乾燥が加えるという特徴があります。また、最近地球温暖化の影響で「温燥」が少し長くなり、10月中旬頃までは「温燥」と考えてもよろしいでしょうか。「涼燥」とは、秋の乾燥の上に冬の寒気が加えるという特徴があります。

それにしても、なぜ秋になると乾燥しやすくなるのでしょうか?

それは、夏の間に日本付近を覆っていた高温多湿の太平洋高気圧の勢力がだんだん弱まり、大陸から移動性高気圧が日本付近にやってきます。この移動性高気圧は、温暖で乾いた空気で構成されているため、空気が乾燥しがちになります。

この時期に肌が乾燥してしまう理由として2つあります。

一つは、空気の乾燥
気温下がるにつれ、湿度低下しやすくなります。湿度が下がることによって空気が乾燥し、肌の水分も蒸発にやすくなります。ちなみに、健康な肌は水分と油分がバランスよく保持されていますが、肌の水分量が減り、乾燥した肌状態になると、肌は紫外線や花粉などといった外部からの刺激に弱くなり、肌荒れが引き起こしやすくなります。

二つ、夏に受けたダメージの影響による
夏の強い日差しによる紫外線の影響で、皮膚のバリヤ機能が低下している可能性があります。また、紫外線によって、真皮(表皮と皮下組織の間の乳頭層と真皮網層から構成される皮膚のことを称し、繊維性結合組織から構成されると言われています。)のコラーゲンやエラスチンが破壊、又は減少している可能性があります。ちなみに、バリア機能とは、肌の一番外側にぞんざいする角層に備わる、紫外線、乾燥や摩擦などの外部刺激から肌を守る機能のことの称します。バリア機能低下してしまうと、肌荒れなどの肌トラブルが引き起こしやすくなります。
バリア機能の低下と空気の乾燥によって、秋の季節はシミ、ニキビ、たるみやシワなどの肌トラブルを引き起こしやすい季節になり、美肌の大敵となる要因です。

VOL841 秋の不調について

涼しく、爽やかな秋になりつつですが、食欲不振、怠さ、胃腸の調子が悪い等体調を崩される方が多くなるようです。

秋の体調不良が起こりやすい原因
1 秋の気候
秋は、低気圧の日が多く、空気中酸素濃度が低下する為、身体の不調が出やすくなります。
2 日照時間の減少
秋になると気温とともに日照時間が減少し、それに伴って気分が落ちこみやすくなります。何をするにもやる気が起こらなかったり、炭水化物をついつい食べ過ぎてしまったり、朝起きられなかったりなどの症状がある場合、季節性鬱(うつ)の可能性があるようです。
3 空気の乾燥
秋が深まれるにつれ、空気がどんどん乾燥してくる、空気が乾燥すると、汗がかいてもすぐに乾いてしまうため、汗をかいていたことに気付かず、水分補給のタイミングを逃してしまうことがよくあります。水分不足すると、便秘や肌荒れ、喉の痛みなどの原因になります。
4 朝晩と昼間の寒暖差
朝晩の気温が下がり、日中はまだ汗ばむ日があり、寒暖差が激しくなると、自律神経のバランスが崩れやすくなるのは体調不調の原因になります。
5 寒暖差アレルギーになる可能性
9月に入り、朝晩の気温が下がり涼しさを感じるようになり、その一方、日中はまだまだ暑い日々が続いています。激しい気温差により、鼻の粘膜を広がって腫れることにより、鼻水、鼻詰まりなどアレルギー性鼻炎のような症状を引き起こしやすくなります。ただし、寒暖差アレルギーによる鼻炎は、風邪の症状がなく、目の充血もなく、鼻水が透明などの特徴が上げられています。
6 夏の身体の冷えの残留
夏で、クーラーや冷たい物の過剰摂取により身体が冷えすぎる可能性があり、それにより胃腸機能の低下が進み、疲れが出やすくなるのは体調不良の一因になります。

体調不良主な症状
1 食欲がない
2 身体がだるい
3 風邪を引きや、すくなる
4 咳が出るや、咳が長引く
5 眠いや、眠れない
6 肩こりや、頭痛がする
7 立ち眩みや、眩暈

VOL840 白露について

2025年9月7日(日)は、二十四節季の第十五番の白露(はくろ)です。「暦便覧」では、「陰気ようやく重なりて、こごりて白色となれば也」、と説明をしています。夜の間に大気が冷え込み、草花や木に朝露(あさつゆ)が宿り始め、野には薄の穂が顔出し、秋の趣がひとしおかんじられ、空が高くなり、本格的な秋の到来を感じられる頃になります。日中の暑さも和らぎはじめ、朝夕の心地よい涼風に、幾分の肌寒さも感じさせる涼風が混じり始めます。
「白露の候」とは、白露の日から、次の節季「秋分(しゅうぶん)」の前日まで使うことができます。今年の秋分は9月23日の為、9月7日から9月22日までは「白露の候」と称することができます。

「白露の三候」
「初候」…9月7日~9月11日頃、草露白(くさのつゆしろし)、草花の上に降りた朝露が、白く涼しく見え頃になります。夏から秋への変わり目、「露が降りると晴れ」という言葉があり、一日の天気を伝えてくれます。
「次候」…9月12日~16日頃、鶺鴒鳴(せきれいなく)、鶺鴒の声が響き渡る頃になります。鶺鴒(せきれい)は水辺を好む鳥の為、川の上流に行くほど多く見られ、町中ではあまり見かけられないかもしれませんが、民家の軒下などにも巣を作ります。
「末候」…9月17日~9月22日頃、玄鳥去(つばめさる)、暖かくなる春先に日本にやってきた燕(つばめ)が暖かい南に帰って行く頃になります。来年の春先にまた戻ってくるので、しばしのお別れとなります。

白露の食べ物
⚫️秋刀魚(さんま)
秋の味覚の代表である秋刀魚、美味しい秋刀魚は皮がピンとハリ、背が青黒く光っています。頭から背中にかけて盛り上がり、口先が黄色をしているのは脂が乗っている証です。
⚫️南瓜(かぼちゃ)
おかずにもお菓子にも使える南瓜は、免疫力を高めるβ-カロテン、冷え症改善に良いビタミンEが多く含まれているので、季節の変わり目である現在の時期にぴったりな食材になります。

白露の花
●鶏頭(けいとう)
鶏の鶏冠のような花を咲かせることから、この名前が付けられました。鶏冠系、久留米系、キルドシー系、プルモサ系と四つの系統に分かれており、草丈や花の形は様々です。
白露の行事
⚫️中秋の名月(ちゅうしゅうのめいげつ)
旧暦8月15日は満月にあたり、「中秋の名月」又は「十五夜」とも呼びます。ちょうど里芋の収穫時期でもあるので「芋名月」とも呼ばれています。日本では月見団子やススキをお供えしますが、地域によっては芋や栗もお供えられます。

VOL839 処暑について

2025年8月23日(土)は、二十四節季の第十四番の処暑(しょしょ)です。「暦便覧」によると、「陽気とどまりて、初めて退きやまむとすれば也」、諸所は暑さが止むという意味になります。萩の花が咲き、朝夕は心地よい涼風が吹く頃だが、台風シーズンでもあります。
「処暑の候」とは、処暑の日から、次の節季「白露(はくろ)」の前日まで使うことができます。今年の白露は9月7日の為、8月23日から9月6までは「処暑の候」と称することができます。

「処暑の三候」
1 「初候」…綿柎開(わたのはなしべひらく)、8月23日から26日頃、綿を包む柎(うてな、いかだ)が開き始める頃になります。柎(うてな、いかだ)とは花の咢(がく)のことを称します。柎(うてな、いかだ)が開き始めるとふわふわとした綿毛が中から飛び出してきます。この綿毛が木綿の糸や布になります。
2 「次候」…天地始粛(てんちはじめてさむし)、8月27日から9月1日頃、ようやく暑さがしずめる頃になります。天気図には秋雨前線が登場し、冷たい空気と共に秋を運んできます。とはいっても。日中はまだまだ暑く、夏の気候が続きます。
3 「末候」…禾乃登(こくものすなわちみのる)、9月2日から9月6日頃、日に日に稲穂の先が重くなってくる頃になります。稲穂は溢れるように実り、色づき始めます。しかし、この時期は台風が襲来してくる時期であり、各地で農作を祈るお祭りが開催されます。

処暑の食べ物
⚫️葡萄(ぶどう)
日本では30〜40種類の葡萄が栽培されていますが、世界ではなんと1000種以上も存在しています。葡萄は上部分糖度が高いので、下から食べると徐々に甘味が増してくる、美味しく食べることができます。
⚫️鰯(いわし)
名前の由来は、すぐに弱ってしまう魚ということから、魚に弱いと付けて「鰯」とされていますが、実際は「海の米」「海の牧草」と呼ばれて、世界中の海の生態系を支えています。

処暑の花
●木槿(もくげ)
朝に開いて、夜には萎んでしまうことから「槿花一朝の夢」といった成句が存在するほど、儚く涼やかな花とされています。ちなみに木槿(むくげ)は韓国の国花としても知られています。
⚫️秋の七草
七草は春だけでなく、秋にもあります。萩(はぎ)、芒(すすき)、桔梗(ききょう)、葛(くず)、撫子(なでしこ)、女郎花(おみなえし)、藤袴(ふじばかま)が秋の七草になります。春の七草のように七草粥にするのではなく、観賞用として親しまれています。