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VOL534 穀雨について

写真出典:https://www.kurashi-no-hotorisya.jp/blog/4seasons-things/24seasonal-terms/rain_of_fertility.html

今日は4月19日(金)、二十四節季の第六番目の穀雨(こくう)です。
「暦便覧」によると、「雨降りて百穀を生化すれば也」、春の雨が百穀を潤すことから名づけられたものと言われています。地上にある沢山の穀物に、たっぷりと水分と栄養が貯め込まれ、元気に育つように、天からの贈り物である恵の雨がしっとりと降り注いでいる頃のことを称します。気候もこの頃から安定し、日差しも徐々に強まってきます。ちなみに、昔はこの日を田植えの準備の目安としていました。
「穀雨の候」とは、穀雨の日から、次の節季「立夏(りっか)」の前日まで使うことができます。今年の立夏は5月5日の為、4月19日から5月4日までは「穀雨の候」と称することができます。

「穀雨の三候」
1 「初候」…葭始生(あしはじめてしょうず)、4月19日から4月23日頃、水辺の葭が芽吹き始め、山の植物、野の植物が緑一色に輝き始め頃になり、葭は、最終的にすだれや屋根などに形を変え、人々の生活を手助けしてくれることになります。
2 「次候」…霜止出苗(しもやんでなえいづる)、4月24日から4月28日頃、天気が暖かくなり、霜も降らなくなり、苗がすくすくと育つ頃になります。田植えの準備が始まり、活気に溢れている農家の様子が連想させられる言葉です。
3 「末候」…牡丹華(ぼたんはなさく)、4月29日から5月4日頃、「百花の王」である牡丹(ぼたん)が開花し始める頃になり、美しく存在感があり、堂々としていることを表しています。ちなみに、中国では国を代表する花として知られ、数え切れないほどの逸話や美術作品に登場されています。

穀雨の食べ物
●筍(たけのこ)
筍はタケ類の地下茎から出る幼茎のことを称します。「筍」という漢字は、竹が10日間(一旬)で成長することから、竹の旬の時期を表し、それは由来と言われています。
●ヤリイカ
ヤリイカは、全体的に細長く、地方によっては笹イカ、サヤナガ、テッポウなどと呼ばれています。ちなみにヤリイカは透明、茶色、白と色が変化していくため、透明の物は鮮度の証とも言えます。

穀雨の花
●藤(ふじ)
桜(さくら)が散ると、藤の季節になります。日本では、藤棚や盆栽に仕立てられることが多く、垂れ下がる藤の花は、周囲の緑を映えて鮮やかさを演出し、人々の心を惹き付ける力があります。

穀雨の行事
●八十八夜(はちじゅうはちゃ)
立春から数えて、八十八日にあたる夜のことを称します。5月2日頃田植えや茶摘みが行われる時期であり、ちなみに八十八夜に摘んだ茶葉は長寿の薬とも言われています。

⚠️へびいちご⚠️
へびいちごという名前からして、毒々しいイメージがあるかもしれないですが、実に毒はありません。果実は綺麗な赤色で、味がないことから食用とはされていません。

VOL533 黒米を使った調理例

黒米のお粥

黒米は、胃腸を丈夫にして、慢性病、虚弱体質の改善、滋養強壮、造血作用にも効果があります。黒米にある黒色の天然色素アントシアニンはポリフェノールの一種で、血管の保護、老化を防ぐ効果があります。さらに、動脈硬化の予防、発がんの抑制、抗酸化作用の効果も期待できます。

材料
1 黒米…2/3合
2 もち米と白米…1/3合
3 水…適量

作り方
1 黒米、白米、もち米別々の容器で洗う
2 黒米を水に浸して2、3時間程度に置く、もち米を水に浸して1時間程度に置く
3 用意できた黒米、白米、もち米を炊飯器に入れる
4 お粥のコースを選んで、適量の水をいれる
5 出来上がったら、1時間程度そのままにしてから召し上げると、よりもちもち感が増す

●黒米のお粥熱いままでもおいしいですが、冷ましてからも美味しく頂けます

VOL532 黒米について

黒米(くろまい)、または紫黒米(しこくまい)、紫米(むらさきまい)とはイネの栽培品種のうち、玄米の種皮又は果皮の少なくとも一方(主に果皮)にアントシアニン系の紫黒色素を含む品種のことを称します。国内では、1989年以降進められた農林水産省によるプロジェクト研究「スーパーライス計画」により、品種改良が進められていました。中国では「紫米」、「紫糯」、「黒糯」、「鶏血糯」などと呼ばれ、古くから栽培されて、主に酒に加工されます。そのほか、漢方薬や産婦の栄養食品としても用いられます。バリ島では古くから在来種として栽培され、ミャンマー、タイ、マレーシア、カンボジア、ラオス、ベトナム、台湾、ネパール、フィリピンなどでも栽培されています。
ちなみに、黒米の酒については、赤米を初めとする有色米を使った着色酒を製造する方法が1980年代に日本で考案され、特許を取得されていました。

黒米の効能
1、 黒米に含まれているビタミンEは、脂溶性ビタミンで、強い抗酸化作用があり、体内の老化を防ぐ効能があります。また、血行を良くする効果がある為、冷え性改善や肩こり、頭痛の改善効果も期待できます。更に、ホルモンバラスを整え、血液中のLDLコレステロールの酸化を防ぐことで血液さらさらにできる効果が期待できます。
2、 黒米に含まれているカルシウムは、骨や歯を作るのに欠かせないとミネラルとして知られ、骨粗鬆症の予防効果が期待できます。
3、 黒米の玄米の種皮又は果皮にふくまれているアントシアニンは、ポリフェノールの一種で、肝機能をサポートする働きのほか、疲れ目の緩和、視力増加、動脈硬化の予防などに効果が期待できます。
4、 黒米に含まれている食物繊維は、腸内環境を整え便秘の解消効果が期待できます。

VOL531 小豆を使った調理例

小豆雑穀お粥

漢方では薬として『小豆』が使われています。小豆には体内の水に巡らし、不要な水分を尿で排出する働きがあります。
まず、余分な水分を排泄し、むくみ解消の効果が期待できます。
次、体内の熱といった体内湿気と毒素を排出する作用があります。

材料
1 乾燥小豆…1/3合
2 雑穀各種(アワ、ハト麦、緑豆、黒豆など)…1/3合
3 もち米…1/3合

作り方
1 乾燥小豆と各種雑穀は軽く洗って、水に浸して60分程度に置く
2 水に浸した小豆と雑穀の水気を切る。
3 炊飯器の鍋に材料を入れ、お粥モードに水をいれる(1合より多めに水を入れることをおすすめ)
4 スタートを押す
5 完成

●小豆スープが熱いままでもおいしいですが、冷蔵庫に入れて、冷やしてからも美味しく頂けます。
●小豆には腸を刺激するサポニンが含まれ、利尿作用を高めるカリウムも豊富に含まれ、体質によって、下痢になったり、頻尿になったりすることがありますので、気になる症状が現れたら、速やかに医師に相談をしましょう。

VOL530 小豆について

小豆(あずき)は、マメ科ササゲ属アズキ亜属に属する一年草、種子は豆の一種(広義の穀物)です。日本では古くから親しまれ、縄文時代の遺跡ら発掘されているほか、『古事記』にもその記述がある。滋賀県の栗津湖底遺跡や登呂遺跡などから出土しており、古代から各地で栽培されていたと考えられます。『大豆』(ダイズ)という名前は中国大陸からの漢字で、一方アズキには『小豆』と漢字が当てられるが、その読みはショウズであり、アズキは大和言葉(和名)であると考えられます。国内の小豆産地といえば、北海道、丹波、備中が有名で、特に北海道の小豆生産量は、国内全体の8~9割を占めています。
国内で生産されている小豆は、概ね大納言、中納言と白小豆三種類があります。大納言は、大きく、色・艶がよく、煮崩れしにくく、主な産地は北海道、京都、兵庫県の丹波が有名です。主に赤飯、甘納豆、小倉あんに使われています。中納言は、大納言より粒が小さいが、ポリフェノールが大納言より多く含まれ、抗酸化活性が高いです。主に、つぶあん、こしあんに使います。白小豆は、さっぱりとした品のある味わいで、抗酸化活性が殆どなくて、希少な為高価です。主に、つぶあん、こしあんに使われています。

小豆の効能
1、 小豆に含まれている食物繊維は、ゴボウの3倍になり、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維がバランスよく含まれています。便秘の改善、大腸がんの予防、血糖値の急上
2、 を防げること、コレステロール値を下げること、動脈硬化を予防などの健康効果が期待できます。
3、 小豆含まれている良質な蛋白質は、筋肉や臓器、肌、髪、爪などの材料として使われているほか、ホルモン、代謝酵素、免疫物質などになり、様々な働きがあります。また、エネルギー源としても使われています。
4、 小豆の外皮に含まれているサポニンは、コレステロールや中性脂肪の増加を防ぎ、血糖値の上昇を抑える効果があり、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞の予防効果も期待できます。
5、 小豆に含まれているカリウムは、血圧を下げる効果があり、高血圧症予防効果が期待できます。また、むくみの原因になるナトリウム(塩分)を体外に排出する働きがあり、むくみ解消が期待できます。
6、 小豆に含まれているカルシウムは、骨や歯を作る以外にも、精神安定や筋肉収縮にも関わっています。

VOL529 緑豆を使った調理例

緑豆の甘いスープ

材料
1 乾燥緑豆…100g
2 水…800㎖(スープが好む方であれば、水の量を増やす)
3 氷砂糖…30g(好みの分量で甘さ調整)
糖尿病の方は氷砂糖を入れず

作り方
1 乾燥緑豆を軽く洗って、水に浸して60分程度に置く、水気を切る。
2 鍋に材料を入れて、煮詰める
3 沸騰してきたら、弱火で40分から1時間程度煮る

●緑豆の甘いスープは熱いままでもおいしいですが、冷蔵庫に入れて、冷やしてからも美味しいです。

VOL528 緑豆について

緑豆(りょくとう)は、マメ亜科の一年生植物、ヤエナリの種子のことで、小豆とは同属、グリーンピースとは別属別種です。インド原産、現在は、主に東アジアから南アジア、アフリカ、南アメリカ、オーストラリアで栽培されています。日本では17世紀頃に栽培されている記録があります。現在主にもやしの原料として利用されることが殆どで、ほぼ全量輸入しています。中国では、春雨の原料にするほか、月餅などの甘い餡や、お粥のような料理にもよく使われています。また、香港やシンガポール、ベトナムでは、甘く煮たスープやデザートにすることが多く、冷やして固めたようなアイスキャディーもあります。さらに、朝鮮半島では、もやしの原料として利用される以外に、豆そのものの料理や、餅菓子にも使われており、南アジアから中央アジアにかけて、お米と一緒に炊き合わせた米料理(キチュリなど)は、よくたべられています。

緑豆の効能
1、 漢方薬の一つとして、解熱、解毒、消炎作用がある
2、 体内の熱をとる働きがある
3、 大豆と同系有効成分サポニンが含まれ、抗酸化作用、抗アレルギー作用による花粉症やアトピー性皮膚炎の軽減が期待できる
4、 血糖値の上昇を抑制する効果のあるα-グルコシダーゼ阻害作用もある

VOL527 枸杞の実を使った調理例

枸杞の実となつめのお茶

材料
枸杞の実…適量
乾燥なつめ…適量
お湯…適量

作り方は至って簡単、軽く洗った枸杞の実と乾燥なつめをカップに入れ、お湯を注ぐだけ
冬はホットの枸杞の実茶をお勧めしますが、夏は冷めた枸杞の実茶を冷やしてから飲むのもできます。

VOL526 枸杞の実について

枸杞の実とは、東アジア原産のナス科の落葉低木植物の実です。秋になると1、2㎝位の小さな赤い実を付け、生では潰れやすいため、古くから乾燥させて使用されていました。中国では約3000年以上前から『不老長寿の薬』として使われ、世界三大美人楊貴妃が毎日食べていたという説もあります。

枸杞の実の効能
1、 枸杞の実に含まれているゼアキサンチンは、カロテノイドの一種、強い抗酸化作用を持ち、活性酸素を取り除いて、身体へのダメージを軽減効果が期待できます。
2、 枸杞の実に含まれているビタミンAは、目や皮膚の粘膜を健康に保ち、抵抗力を強める働きがあるとされています。
3、 枸杞の実にふくまれているビタミンB群は、エネルギー代謝、生産に関わり、滋養強壮剤として使用されています。
4、 枸杞の実に含まれているビタミンEは、老化防止やアンチエイジングに効果があるとされています。
5、 枸杞の実に含まれているベタインは、アミノ酸の一種であり、脂肪肝の予防、血糖値の急上昇を抑える働きがあると言われています。

VOL525 なつめを使った調理例

なつめとカボチャのスープ

材料
1 乾燥なつめ…10粒
2 かぼちゃ…1/4個
3 水…800㎖(スープが好む方であれば、水の量を増やす)
4 氷砂糖…好みの量で甘さを調整
糖尿病の方は氷砂糖を入れず

作り方
1 乾燥なつは軽く洗って、水に浸して30分程度に置く
2 カボチャは皮を剥き、食べやすいサイズに切る(硬く感じる時、一旦電子レンジで5分ほど加熱すれば、切りやすくなる)
3 鍋にカボチャとなつめを入れて、煮込む
4 中火で30程度煮つめ、なつめはふっくら、カボチャは柔らかくなったら
5 氷砂糖を加え、完成